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山本周五郎賞受賞の小野不由美『残穢』、途中まではすごく面白いのだが、だんだん飽いて来るのは『屍鬼』同様。後者は、大学生の頃インフルエンザにかかって、臥せっているときに読んだ。どうでもいいが、小野不由美はその名前が怖い。『ゴーストハント』は音楽が怖かった。
ルポルタージュというか、ノンフィクション的な書き方が特徴の本作。平成、昭和の犯罪史を絡めつつ残滓としての怪異を扱っているのだが、収束し切れなかったり、伏線を回収できないのはご愛嬌。雰囲気を楽しむもの、のようだ。
2013年5月26日 (日) | 固定リンク Tweet