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Esquer Torres, Ramón. "Las prohibiciones de comedias y autos sacramentales en el siglo XVIII. Clima que rodeó a la Real Orden de 1765." Segismundo. T. II (1965). 187-226.

Esquer Torres, Ramón. "Las prohibiciones de comedias y autos sacramentales en el siglo XVIII. Clima que rodeó a la Real Orden de 1765." Segismundo. T. II (1965). 187-226.

という素晴らしい論考があるが、これを読んでみて分ったのは、18世紀は元来演劇に寛容ではなかったということである。かくして劇場の封鎖、上演の禁止に向けての働きかけという例は枚挙に暇がないのであるが、その根底には風俗の紊乱、学生の遊興放蕩、伝染病の蔓延に対するおそれがある。くわえて、宗教的な主題を「低俗愚鈍」な旅芸人一座が上演することへの教会側の不快感がある。

では、カルロス3世の時代に演劇改革が可能になったのはなぜかというと、王がそもそもこの演劇というジャンルに関心を持たなかったからだろうという。じじつ、先行する二代の王(フェリペ5世、フェルナンド6世)はその締め付けに熱心であったのが、ここで事態が変化を迎え、次の王カルロス4世の時代には劇場の解禁を望む声が高まるのである。

じつに面白い。

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