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国民年金のこと。

面白い話、かどうかは分からないのだけれど、僕は大学院時代に国民年金保険料の全学免除を申請し許可された。これは単純にお金がなかったからで、どうしようもなかった。大学院に入る前は仕事をしていたので、厚生年金に加入していた。そうそう、住民税は前年の収入を基準にして納税額が決まるので、大学院一年生のときは泣きたかったよ。恥ずかしながら、年金保険料、国民健康保険料、税金、その他もろもろ払った上でちゃんと生活できるようになったのはここ数年のことでしかない。いやはや。

さて、全額にせよ、免除された期間は受給資格を得るための期間には算入されるが、実際受け取る際には、年金保険料を払ってないのだから額は微々たる物になる(それでもゼロではない)。もし免除の申請をせずに払っていなかった(いわゆる未納の)方などは、受給資格を得るための期間に算入されない。で、後からこれを払います、ということが出来る期間は、以前は「過去2年」だった。たとえば、仕事がなくて年金保険料を払えなかった人が、昨年の分を今年頑張って払う、ということが出来た。でも、2年過ぎちゃうと払えなかったのだ。これが平成27年9月までの間、「過去10年」に拡大されています。

誤解があるかもしれないが、国は年金保険料を払ってほしくないはず。なぜなら、数十年後に年金を払わなくてはいけないから。変なことを言っているように聞こえるかもしれないが、年金保険料を払わない、つまり受給資格がない人が多くなれば払うべき年金が減る。なぜ国がそれで嬉しいかというと、年金は国庫負担をしているから(受け取る年金の半分は税金からです)。年金は互助積み立て制度ではなくて、下の世代の年金保険料と、国民の血税を合わせて年金受給者に支払っている。だから、税金は否応なく支払っているのに年金保険料を支払わないのは(受給資格を得ようとしないのは)、はっきりいって損なのだ。

さて、僕は全額免除を申請し許可された期間が5年ある(わーい)。額は書かないが、ちょっとずっこけそうになる金額だ。で、支払期限が3月末。これを支払わないでおくと、来年度(4月以降)支払うとしてもさらに加算額が生じて、月当たり約200円アップ。200×12×5で12000円アップしてしまう。なので3月に払う。なお、この加算額は、年金保険料が毎年280円ずつアップしていくことを考えたら、全然フェアなのだ。

さて、面白い、と僕が思ったのは次のこと。年金や健康保険などは社会保険料といって所得から控除される。所得税はこういったものを差し引いた額について課税される。とすると、僕の冗談みたいな所得から上の後納年金保険料を納めた上、さらに来年度の年金保険料ならびに健康保険料、その他(医療費とか寄付金控除)を控除すると、なんと課税対象額が限りなくゼロに近づくのである。すると、来年確定申告に行くとちょっとびっくりするくらいの還付金が生じた上で、再来年の住民税がびっくりするくらい安い、なんてことになるのかもしれない。

まあ、こんな極端なケースはほとんどないだろうけれど年金保険料は滞納せずに(免除申請せずに)支払ったほうがいいですよ、という話。未納はもってのほか。年金事務所に足を運ぶのも面倒だし。でも、税務署同様年金事務所の人は優しい人が多いです。ほんと。

「公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律」(平成24年8月10日成立・22日公布)というのがあって、平成27年10月から施行されます。上に「過去10年」遡って年金保険料を後納できる、と書いたけれど、要するに今まで一度も払っていない人さえ、今から全部払って受給資格を得ることが出来る、というものだ。すごい。

いずれにしても、未納が一番もったいない!!!

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