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料理をするといいんだよね。

昨年の八月ごろ熱心に読んでいたビセンテ・ガルシア・デ・ラ・ウエルタの『ラケル』という戯曲について、その後忙しさや疲れのせいで何も形に出来ていないため年末から再び読み始めていて、今はAndiocの偉大な傑作Teatro y sociedad en el Madrid del siglo XVIIIの第五章を読んでいる。そうしてわかることは、ウエルタ自身も、この作品自体も、作品内部の当人物たちも、皆皆一様に矛盾を抱えているということ。そして、同時代のほかの戯曲にはないある特徴があるのだが、それをほかの戯曲を論じるに当たって用いてきた道具立てでどう理解できるのか、ということについて、なかなか道筋が描けない。異質すぎるのだ。そのくせ似ている振りをするのだ。とりあえずもうしばらくAndiocの議論に沈潜してみる。亡くなって久しいが、その功績は永遠に色あせることがない。先の十月、細君にお会いした。

考えがうまくまとまらない。そういうときは、料理をするといいんだよね。頭の中が整理される感じがして。

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