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もうちょっと細々としたことを振り返る。

なぜ6号で終刊なのか、ということ。就職氷河期を体験した僕の世代の報道では、「最近の若者は3年で辞める」と言われたものです。いや、昔もそういう人はいたと思うけどさ。3年というのは職務経歴書に書けるギリギリラインなので、そこまで我慢する、そのあと辞めるということなんだろうけれど。まあ、とにかく適当に作った雑誌と思われるのも癪なので3年は出し続けるということを先に決めました。出版の世界には「3号雑誌」という言葉もあるのだけれど、『エクスクレイヴ』は6号までいったので大変満足。

雑誌を作ることになったときに原稿と費用の心配をするのが普通ですが(資金繰りがうまく行かない、原稿が集まらないという理由で駄目になる雑誌は多い)、僕は先にお金だけ用意して、案外着々と作業できました。こういうのは上がり成りといい、それを僕は千葉のローカルタレントであるジャガーさんから教わった。

編集作業については、たとえばぱっと見た目無骨なデザインだったりフォントを使用しているので、「エディトリアル・デザインがなっちゃねえ」と批判をした方があると人づてに耳にしました。「あんたこそわかっちゃねえ」と僕は言いたい。あえてこのデザインなのにねえ、それが分からないとは可哀想な御仁だ。HGP明朝をメインにゴリゴリと脳髄を削るように活字の海におぼれて欲しいところだが、たぶんそれが理解できないのだろうなあ。豆腐のカドに頭を・・・。

A5というサイズはコピーが取りやすいように、という配慮でした。見開きでちょうどA4なので、大変便利。これは僕が欧米の雑誌のコピーを取るときにいつも感じていたことなので。つまり組版は確実にA4に収まらなければいけない、と。

書き手は、僕がこの人に書いて欲しいという人だけに書いてもらっています。だから、投稿はとても狭き門でした。ははは、許せよ。

もはや手に入れづらい号もある『エクスクレイヴ』はいくつかの機関に所蔵いただいております。有難いことです。

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さて、6号を出して今まさに終刊せんとする『エクスクレイヴ』、生田耕作の命日に二月遅れる12月21日発行予定。本体200円です。送料80円です。合わせて280円です。2号,3号,4号のバックナンバーも多少あるので、あわせてご注文いただけたら同じ送料でお送りできます(1号,5号は在庫がありません)。いずれも本体200円です。ご関心を持っていただけた方はこちらよりご連絡いただければ幸いです。

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