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2012年12月

で、結局

自分にとって大人とは時宜に相応しいお店を知っている人、そして適当な手土産などを把握している人。なかなか、たどり着けないのだが。

店については、たとえば東京でも東西南北あるのだし、相手によって「この方はこういうのが好みだろうな」というのが分かった上で相応しい場所に連れて行くことが出来る人が良い。そのためには、なにより沢山のお店を知っているべきなのだが、外食など殆どしない僕にとってそれは難しい。
手土産に関しては、ある程度の年齢に達して初めてその必要性を憶えるのだろうが、まずはデパートの名店街なんかに出品している店で良いといえばいい。しかし、そのもっと先を目指すのであれば、それだけでは不十分だと思う。で、結局一番参考になるのは自分の受け取って感動した手土産ということになるのである。

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よい新年を!

自宅滞在時間がきわめて短くなるこのシーズン、皆様いかがおすごしですか。

kindleは必要以上に音が良いので、ラジオとしても最適。BOSEにつなぐこともなく、それ自体で十分楽しめる。それとヘッドフォンしたときも結構良い。

本は青空文庫などのものも読めるのでラインアップはかなり充実。あとは新刊本をスペースの都合上データで買おう、となるかどうかだが、そこはおそらくamazonが例によってキャンペーンを実施して、その便利さに人が意識を改めた後にすっかり事情が変わるのだろう。

以前買ったはずなのだが、蔵書のどこに紛れ込んだか分からないために複数回買う本というのが恥ずかしながらあって、今回は『博士と狂人 』を改めてあがなう。どこいったのかなあ。すごく面白い本なので冬休みの読書におすすめ。

話は変わって、kindle読書もしていたせいで紙の本をあまり読んでいなかったのだが、別に理由があって、これは紙の本でとある翻訳者の書かれた研究書を読んだ。が、はっきりいって研究の体をなしておらず、スタイル先行で内容が希薄、文章も事項も若干おかしいし議論の展開の稚拙空虚は目を覆いたくなるほどなのだった。翻訳者としては名を成したのだろうが、学者としてはくだらない人だったのだなあ、と思う。それを耐え忍びつつ読んでいたので、今月の読書はきわめて空疎にして貧弱であった。故人の悪口を言うつもりはなくて、学術的に低級だったというそれだけのこと。

『エクスクレイヴ』をめぐって、若干のフィードバックをいただいて、自分は果報者であったなあと思う。メッセージを下さった方、そして手に取り読んでくださった方、本当にありがとうございました。

2012年は外での仕事が二つあったせいで、メインの論文の停滞を招いた。これを戒めとして来年頑張ります。皆様も穏やかな年の瀬を過ごされますように。そしてよい新年を!

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多分それでオーケー

そろそろ、今年も終わるよ。

無事34歳になったし、世界はちゃんと存続している(カレンダとはそういうものだ)。毎度毎度あらためて思うことだけれど、自分に優しい人を大事にしていこうと思う。いろんな意見はあるだろうが、多分それでオーケーなのだ。困ったことがあっても、しゃーないなー、と思えるように努めよう。

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これだけはいわせてほしい。

せっかくの誕生日なんだ、これだけはいわせてほしい。阿部芙蓉美 さんの音楽は素晴らしい、と。僕が34歳になって最初にかけたCD、なんだ。

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33歳にお別れ

今年最後の授業が終わって、冬休みだ。

昨日は「フラメン講」と題して、大学でちょっとしたイベントをしました。お足運びいただいた皆様、池川寿一さん、ゲストのゆうなちゃんに感謝。機会があったらまたやりたいね。

kindleが到着、いろいろ遊んでいて、これは結構便利だと思う。たとえばメールチェックするのにわざわざPCを開かなくていいし、いろいろなアプリが用意されているのでいいね。それから著作権の切れた作品のリバイバルに火をつけそうだが、中でも古い翻訳に新たに注目する契機になるのではないか、と期待。というのも、翻訳は新しければいい、というものではないからだ。

それから、『エクスクレイヴ』6号が完成。ご予約いただいた方へは既に発送をさせていただきました。お手元に届くまで今しばらくお待ちくださいますよう。これまでのご支援、本当にありがとうございました。まだまだ在庫あるので、ほしいという方はぜひ。

明日は冬至。そしてひっそりと、33歳にお別れ。今年も忙しくて楽しかった、ぜ。

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考えるだけで、楽しくなる。

Kindleが文字通り秒読みに入った。僕の誕生日セルフ・プレゼントならびにクリスマス・セルフ・プレゼントはこれであり、いろいろな使い方を考えて楽しくなっちゃうのだ。

音楽に関しては、BOSE M3と接続することになろう。もう、ずっとこれで音楽聴いちゃうんだろう。発表の資料などもこれにPDFなりなんなりを入れて使っちゃうのだろう(いや、実際のところはUSBメモリでいいのでこの可能性は低い)。メールやブラウジングもこれでいい。いまひとつブラウザの性能が分からないのだが、もし良好ならこれで株価ボードとかも眺めてしまう。案外使わないかもしれないのは、電子リーダーとしての機能かも知れない。Kindle Paperwhiteは電子ペーパーを使用していて目が疲れない、などというのだが僕の購入するKindle FireHDはそうではない。そもそも、電子版で読まなくてはいけない本より、まだ紙で読まなくてはいけないものが多い。とはいえ、スペインの現代の小説とか、欧米の古典作家の全集などはkindle版で安価に手に入るので、きっと利用するのだろう。

考えるだけで、楽しくなる。

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蜉蝣

今年もあと20日を切った。授業も年内はそろそろ終わりに近づいている。この20日ほどですごい作品に出会う可能性はないでもないが、今年読んだものの中で一番すごかったと暫定的に思えるのは若合春侑『蜉蝣』だったととりあえずは言ってよいだろう。今年出た本ではないのだが、『脳病院へまゐります。 』以来の歴史的仮名遣い炸裂にエログロナンセンスと浪漫趣味、SMと純愛が溢れて、兎にも角にも豪奢な逸品なのである。

人間いちばん怖いのは、人間だ。若合春侑にはもっともっと書いて欲しいのだが。

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せっかく

ワインでもビールでも好きなものを飲めばよいが、せっかく日本にいるのだから、おいしい日本酒を飲まなければもったいないなあ、と思って最近いろいろ楽しんでいる。これは緑川。新潟のお酒。このゆららかは若干濁りが入っている。僕の大好きなワイン酒場は日本酒では唯一緑川を置いているのだった。

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物欲の所在ない

タイトルの通り殊勝なことではなく、kindle以降の本の購入についていろいろ想像するだけで楽しい。たとえば、本を買っても部屋が狭くならないことは、大変魅力的。物欲は所在を、在所をなくして、空間の束縛を離れる。紙で雑誌作ってエントロピを増大させていた僕はそんなことを思う。

kindle到着まで秒読み期間、いろんなことを想像して楽しめる。以後、研究発表などにPCを持参することはないんだろう。雨が降ることに備えて大きめのビニールを常に持っていたりするんだろう。家ではPCよりも長く起動しているかもしれない。書く作業に移るときだけPCでいい。あるいは、そんなことにはならないかも。たたた、たのしみ!

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もうちょっと細々としたことを振り返る。

なぜ6号で終刊なのか、ということ。就職氷河期を体験した僕の世代の報道では、「最近の若者は3年で辞める」と言われたものです。いや、昔もそういう人はいたと思うけどさ。3年というのは職務経歴書に書けるギリギリラインなので、そこまで我慢する、そのあと辞めるということなんだろうけれど。まあ、とにかく適当に作った雑誌と思われるのも癪なので3年は出し続けるということを先に決めました。出版の世界には「3号雑誌」という言葉もあるのだけれど、『エクスクレイヴ』は6号までいったので大変満足。

雑誌を作ることになったときに原稿と費用の心配をするのが普通ですが(資金繰りがうまく行かない、原稿が集まらないという理由で駄目になる雑誌は多い)、僕は先にお金だけ用意して、案外着々と作業できました。こういうのは上がり成りといい、それを僕は千葉のローカルタレントであるジャガーさんから教わった。

編集作業については、たとえばぱっと見た目無骨なデザインだったりフォントを使用しているので、「エディトリアル・デザインがなっちゃねえ」と批判をした方があると人づてに耳にしました。「あんたこそわかっちゃねえ」と僕は言いたい。あえてこのデザインなのにねえ、それが分からないとは可哀想な御仁だ。HGP明朝をメインにゴリゴリと脳髄を削るように活字の海におぼれて欲しいところだが、たぶんそれが理解できないのだろうなあ。豆腐のカドに頭を・・・。

A5というサイズはコピーが取りやすいように、という配慮でした。見開きでちょうどA4なので、大変便利。これは僕が欧米の雑誌のコピーを取るときにいつも感じていたことなので。つまり組版は確実にA4に収まらなければいけない、と。

書き手は、僕がこの人に書いて欲しいという人だけに書いてもらっています。だから、投稿はとても狭き門でした。ははは、許せよ。

もはや手に入れづらい号もある『エクスクレイヴ』はいくつかの機関に所蔵いただいております。有難いことです。

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さて、6号を出して今まさに終刊せんとする『エクスクレイヴ』、生田耕作の命日に二月遅れる12月21日発行予定。本体200円です。送料80円です。合わせて280円です。2号,3号,4号のバックナンバーも多少あるので、あわせてご注文いただけたら同じ送料でお送りできます(1号,5号は在庫がありません)。いずれも本体200円です。ご関心を持っていただけた方はこちらよりご連絡いただければ幸いです。

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さらに、もうすこし振り返る。

『エクスクレイヴ』、同人誌じゃないよ、商業誌だよ、ということをとても重視していたのだけれど、発刊する前は出版冬の時代と10年以上前から言われているのに、なんで今から紙媒体で・・・と思う気持ちがありました。でも、やってみてわかったことは、紙媒体の雑誌を作るのが、じつは今ブームなんですね。そして、編集や印刷製本までのプロセスがアマチュアにとっても大変やりやすいものとなっている。だから、実は同人誌関連は今結構盛況なのです(『エクスクレイヴ』は同人誌ではないが)。そして、雑誌を作っているほかの方との交流なんかも今では多分とりやすいのだろう、と思いました。他方で、名のある方が雑誌を立ち上げているのに影響されて、というのもあるはず。『モンキービジネス』とか。「責任編集」という言葉が復権したのもこの数年。でも僕は「責任編集」ではなく、「編集主幹」です。『エクスクレイヴ』では編集者は僕しかいないので、否応なく僕が編集長なわけだが、あまりに偉そうな肩書きはけしからんので。一人でも、つまり枝が生えてなくても、主幹だ。で、『エクスクレイヴ』を作る少し前に僕は出版社を起こすことにした。誰も気にしていないとは思うのだが、『エクスクレイヴ』をだしているのは、「詩篇21」という出版社です(お持ちの方は奥付を確認ください)。『エクスクレイヴ』はなくなるのですが、ここは奢灞都館(サバト館)同様、僕好みの本(翻訳書、詩集)を編集出版する会社として存続します(こういうのをプライベートプレスというのだそうです)。サバト館が分からない人は生田耕作で検索してみてね。

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さて、6号を出して今まさに終刊せんとする『エクスクレイヴ』、生田耕作の命日に二月遅れる12月21日発行予定。本体200円です。送料80円です。合わせて280円です。2号,3号,4号のバックナンバーも多少あるので、あわせてご注文いただけたら同じ送料でお送りできます(1号,5号は在庫がありません)。いずれも本体200円です。ご関心を持っていただけた方はこちらよりご連絡いただければ幸いです。

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『エクスクレイヴ』について(振り返る)

6号を年内に発売して、終刊します、『エクスクレイヴ』。

よく誤解されたのは同人誌ではなく商業誌であるということ。そして、このことは僕が一番拘った点でもあります。すべてがすべてそうではないのかもしれないけれど、同人誌というのは、同人費を徴収して雑誌を作ります。必要経費をみんなで出しあって出版するわけです。そうすると、いい作品もそうでないものもお金を出せば掲載されてしまう恐れがあるので、そうなるのは嫌だなあ、と思っていました。だから、『エクスクレイヴ』は同人誌ではありません。出版にかかわる費用は、すべて僕が出しています。その代わりに、僕がいいなあと思わなかった作品は掲載されません。僕が好きなものだけを集めて作った雑誌が『エクスクレイヴ』なのです。
本体200円です。送料80円です。合わせて280円です。2,3,4号のバックナンバーも多少あるので、あわせてご注文いただけたら同じ送料でお送りできます(1号,5号は在庫がありません)。いずれも本体200円です。ご関心を持っていただけた方はこちらよりご連絡いただければ幸いです。

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『エクスクレイヴ』最終号、年内発売予定です。

『エクスクレイヴ』最終号、年内発売予定です。長いような、短いような、そんな旅でした。もっと遠い場所へ向かうすべてのひとに、祝福をこめて!

本体200円です。送料80円です。合わせて280円です。2,3,4号のバックナンバーも多少あるので、あわせてご注文いただけたら同じ送料でお送りできます(1号,5号は在庫がありません)。いずれも本体200円です。ご関心を持っていただけた方はこちらよりご連絡いただければ幸いです。

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