« すごく勇気づけられる。 | トップページ | 7年 »

『ソハの地下水道』

普段あまり映画を見ない僕ながら、昨日見た『ソハの地下水道』は大変よかった。見てよかったな、という作品だった。

ナチスドイツがポーランドに侵攻、そこでもユダヤ人狩りを推進。ユダヤ人を密告すれば金になる、そんな世界だしユダヤ人を迫害し彼らから奪うことも当然のように思われている、そんな世界の話だ。
地下水道とは要するに下水道のことだが、そこにユダヤ人をかくまったポーランド人、レオポルド・ソハの話。実話に基づくという。
とはいえ、このソハは根っからの善人というわけではなくて、ユダヤ人から金品を受け取りながら、彼らを支援する。いや、弱みに付け込みながら、という方が正しい。それでも、ユダヤ人たちとの交流を通じて彼自身にも変化が生じていく。戦争の終局まで苛烈さを増していくホロコースト、14ヶ月間にわたって地下の悪臭紛々不衛生極まりない空間で、文字通り命を削るようにして再び太陽の光を目にする日を待ちわびた人たち。なんとも、すごい映画だったよ。
このたび、ジャックアンドベティで見てきたわけだが、こういう作品を上映してくれる名画座の有難さよな。今年のうちにもまた何度か足を運んでおきたいと思う作品がある。

|

« すごく勇気づけられる。 | トップページ | 7年 »