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2012年10月

どうしようもないのだが。

カディスで本をたくさん買うことは出来なかったのであまり詳しく見ていないが、現代文学であれば、サン・フアン・デ・ディオスの広場から右に出ているグアンテロス通りを80メートルほど下ったところに良さそうな書店があった。ちょっと思い出せないくらい変な名前。そも、今回はすでにバルセロナで色々買ってしまっているのでどうしようもないのだが。

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月はどこで見ても同じ月。

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想像の肖像のこと

この度のカディス行きで、出来ればカダルソの肖像画を見たいと思っていた。2000年のSeboldによるエディションの始めの方に挙げられている有名な絵だが、Museo Provincial de Cádizにあることになっていた。で、当のカディスに来てみるとMuseo de CádizというのがPlaza de Minaにあるのだが、ここに所蔵されていない。で、どこにあるかというと、1812年憲法美術館というのがあって、そこの入ってすぐのところに、カディス憲法とは関係のないものたちと一緒にかかっていた。いやはや、ここは関係ないだろう、と思うのだが、見ることが出来てよかったです。

Cadalso_retrato

僕が誤解をしていたことがあって、それはこの肖像画が想像によるものだとしらなかった。と言うのは描かれたのが19世紀に入ってからのことで、すでにカダルソは物故しているので、画家が勝手に描いた絵であるということだ。つまり、本当にカダルソがこういう顔をしていたかどうかは、分からないし、たぶんこんな顔ではなかったのだ。

なぜ僕がこれをカダルソの肖像だと思っていたかというと、カダルソの詩集に「わが肖像を描く画家に寄せて」というような作があり、実際にこの絵が書かれたときの作品だと勘違いしたのだけれど、おそらく事実としては逆で、この詩を「踏まえて」後世の画家が描いたわけだ。

当の作品を見て僕が気がついたことだが、カダルソの胸にサンティアゴ騎士団の紋章が入っている。これはカダルソが結構苦労して書類を集めて申請し認可されたものなので、ここにこれが描かれていることは大変うれしいことだ。

Cadalso_san

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そうそう、サマータイムが昨日終わった。(飛行機や電車の時間を間違えると大変なことになるので)危ないところだった。

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カディスでおいしい店

カディスでおいしい店、色々回ったわけではないのだけれど、観光地なので外れを引く率は高い。ようするに、カメラを持ってる人がいなくて、地元の人がわらわらいるところが良さそうだ。市庁舎のある広場はまず大体外れ。カテドラルの広場までいくのが良い。その二つの間にボデゴン・リオハノという店がある。ここは肉も魚もおいしかった。カディスではビールが結構安いが、この店ではワインを飲む方が幸福度が増す。

Br
実は学生さんに教えてもらった店。感謝!

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会議の終了

3日間にわたって開催された、カディス憲法に関する会議が終了。僕は金曜日の最後のセッションで発表しました。文学関係のテーブルだったので人は多かった。無事に終了。色々な人にお祝いの言葉を頂いたけれど、正直なところ100パーセント文学という内容の発表ではなかったので、「ん?」という感じだったのだろうなあ。まあ、いいけど。発表を頑張った僕は自分にご褒美としてKindle Fire HD 16GBを買うことにします。ははは。もう予約しちゃったもんね。12月はクリスマスだし、誕生日だし、それくらいいいだろう。

会議そのものとは別に、色々と考えさせられる経験が多かったです。僕は1998年にはじめてスペインに来て、それからずいぶん時間が経って、その時には想像もしなかった場所に流れ着いてしまった。
カディスは半島で、さらにその半島に半島がある、というか突堤のようなところに灯台が立っている。はじめてスペインに来たときにポルトガルにも行って、サグレスという岬に行こうと思ったら間違えてサン・ビセンテ岬まで歩いてしまったことがある。多分真夜中で、道すがら目に見えないけれど波の音がしていた。今夜、発表が済んでちょっとフラメンコを聴きに行って(当の灯台のそばにJuanito Villarという店がある。僕は立ち見だったけれどつかれるのでテーブルを予約したほうがいいかもしれません。956225290)、それから灯台まで散歩したのだけれど、その時のことなど思い出していました。
2012年、外でする仕事は多分これで最後。僕がまともな仕事を出来る期間は、あと17年ほど。色々なことをやり残さないようにしたいなあ。週末はカディスで本を読んで過ごし、バルセロナ、アムステルダムを経由して日本に帰ります。

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とりあえず、シェリー。

で、カディスに着いた訳だが快晴。あと、蚊がいて閉口。明日から(日本は既に水曜日か)会議が始まり、僕は金曜日に発表します。原稿もスライドも既に出来ているので心配はないはずだけれど、やっぱり緊張するなあ。

宿でのこと。英語しか話せない親子がレセプションでまごついていた。飲み物を買いたいんだけれど、とのことで僕が通訳してあげた訳だが、いちご味のミルクシェークが欲しいと言っている当の子供が僕の顔を見ようともしない。坊や、耳に千歳飴でも詰まっているのかい?飲み物より先に躾が必要なようね。
会議の間は観光などの時間もないし、その後は週末になってしまって、カディスは兎に角交通の便が悪いところなので、今日ちょっと出かけていた。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラという、シェリー酒の産地にいく。小さな街であまり活気もなかったのだが、とりあえず、行ってシェリーを飲んで帰って来ました。

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雨が降ってないといいなあ。

金曜日に日本を出て、金曜日にバルセロナに着いた。雨が降っていて、天気が悪い。晴れ間も見えるが、すこし天気が悪い。スペイン全体の天気も結構悪い。気温は日本と同じくらいかな。バルセロナは海が近いので暖かい方だけれど、僕にとって親しいオビエドなどはずいぶん寒そう。

さて、今日の午後飛行機でカディスに向かう。初めて訪れる街。雨が降ってないといいなあ。

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持ち物リスト(案)

必須:

航空券
パスポート
ユーロ
クレジットカード
必要書類
スーツケース:
下着
靴下
靴(現地で買ってもよい)
セーター、カーディガン(冬)
背広
ワイシャツ
ネクタイ(現地で買ってもよい)
折り畳み傘(現地で買ってもよい)
サングラス
歯ブラシ、髭剃り
整髪料(現地で買ってもよい)
薬(風邪薬なども)
タオル
バスタオル
リュックサック:
カメラ
コンピュータ
USBメモリ
電池
電子辞書
手帳
ノート
筆記用具
携帯電話

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水だけでキレイ

株式会社ミニマムのハピカ。隠れファンの多い逸品。歯磨き粉なしでも、水だけでキレイになる。震災のとき、食糧や水、寝る場所などが確保できた後に、これが支援物資として届いたらうれしいのではないか、と思っていた。

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エース讃

10年以上の付き合いになる、エース製のサムソナイト。今のサムソナイトとは違う。

Ace

キャスターが壊れてしまったので、修理交換をお願いする。浅草のエース株式会社へ。バンダイもすぐそば。1個3500円。これは、安い。
ほとんど壊れることなどないが、空港で投げられたりしているのだから、分からない。もしまた何かあったら、やはり修理をお願いする。海外旅行や留学など、これからスーツケースを購入する人には、ぜひプロテカ(ProtecA)をお勧めしたい。エースの鞄は本当に素晴らしいです。
またどうぞよろしくお願いします。

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それだけで、楽しい。

たまにはまともなことを書こうと思うが、日本株はびっくりするくらい割安です。なので、タイムカプセル的なノリで10万ぐらい持ってる人が、過去数年間ちゃんと利益を出している(純利益、ただし大きくなくていい)銘柄を買えば、30年後くらいに楽しいことになっているはずです。トヨタが、世界のトヨタが30万以下で買えるってのはどうよ。それだけで、楽しい。日産は病気が再発したので(デザインが・・・)おすすめしない。

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また頑張ろうと思う。

そんなわけで発表の原稿を用意している。日本語で書いて、スペイン語に訳していくというこの地味な作業を何度も何度もしているわけだが、その過程で楽しみなのはバックアップをとるときで、心配性なので4つのメモリに同じものを作っていくのだが(本来は2つで十分)、その際ファイルサイズが小さくなっていく。日本語テクストの量が減り、スペイン語(アルファベット)が増えていくにしたがって、どんどん小さくなっていく。それを見るのが、ひそかな楽しみであり(ある時点からファイルサイズはもう小さくならないのだが)、また頑張ろうと思う。

訳しつつ、ネイティブでないので分からないことも多いが、訳し終えた自分自身のテクストを読んでも「これはスペイン語として変だよなあ」というところが数多あり、調べたりしながら修正していく。そういうときの準拠枠はかつて自分が目にしたもの、耳にしたものである。インプットは多ければ多いほどいい。というか、書くためには相当な量のインプットが必要。語彙に関しては英語・スペイン語辞書がなければいろいろ困窮する。

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肖像画を見に行きたい

隣の芝生は青く、逃した魚は大きく。人生はそういうことの繰り返し。



もしかしてみっちー(及川光博さん)は太るとダンディ坂野になるのではないか、と思いつき戦慄する。その逆も然りなのか。


ゴーイング マイ ホーム』が面白い。「カミング」じゃないのが心憎い。

Ubuntu道場が終わる。お疲れ様でした。

過日購入した本がWestfield Collegeの払い下げ本。この名前の学校ももはやない。図書館本のつねとして巻末の利用歴を見るが、見事に誰も借りていない。ははは。


来週末より、パリ、バルセロナ経由でカディスに向かいます。カディス憲法200周年なので国際会議があるためです。カディスは僕がずっと研究対象としてきたホセ・デ・カダルソの生誕地でありますが、初めて訪れます。Museo Provincial de CádizにはP. de Castro Romero筆によるカダルソの肖像画が残っています。多分これが唯一の肖像画。これを是非見に行きたいと思います。もちろん発表もしますが。

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どうもよくない。

とある大学の学祭でのイベント、行きたいなあと思って予約、チケットも取っていたのだけれど、日程を勘違いしていきそびれてしまう。気もそぞろなのか、このところ、どうもよくない。気がくさくさして、いけない。

漱石『硝子戸の中』(『ガラス戸のうち』、なかじゃない)は晩年の、割と脈絡も薄い徒然なるエッセイ。死に向かう気持ちが滲んでいるし、生涯の高潔さも凛とそこにある。

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苗字

名前と顔ですごく損をしているかもしれないカナダのシンガー、ロン・セクスミス(RON SEXSMITH)は、すごくいい曲を書くので大好きなアーティストである。

随分珍しい苗字なのだが、カナダのアルバータにこの地名がある。字面をみるとSix Smithだったのかな、と予想などしてみたのだが、違った。調べてみると随分由緒ある名前のようだ。
人の苗字にとても興味惹かれる僕には、これらのサイトはかなり楽しい。
ただし、苗字に強く関心を持つことが、差別の水脈を引き当ててしまうことがあるので、日本ではこれは相当にデリケートな話題でもある。由来とか来歴を知ることはすごく楽しいことだし、そも名前ごときが差別につながるなんてナンセンスなのだが。

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同じ雰囲気

過日クローズアップ現代に出ていた伊藤 穰一さん、アリニール・セルカンと同じ雰囲気。

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R. I. P. Eric Hobsbawm

エリック・ホブズボウム(Eric John Ernest Hobsbawm)が亡くなる。享年95歳。納得させられはしなかったが、『ナショナリズムの歴史と現在』から教えられたことは多くある。その第一章冒頭でスペインの語彙を取り上げていることは、僕に大いに力を与えた。つまり、スペインは注目に値するフィールドであると。

こころからご冥福を祈る。

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