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161番

モンテスキューの『ペルシア人の手紙』は当初150通の書簡を含んでいたが、その後140通となり、最後に161通となった。削除されたもの、追加されたものさまざまである。ところで、この書簡体小説の最後は、フランスへ旅行していたペルシア人ウズベクの不在にあって故国のハーレムが崩壊するというもの。その掉尾に、信頼を置いていた愛妾ロクサーヌの最後の手紙がある。不義を犯し、相手の男を殺された報復を宦奴たちに果たした後、毒を服んで自害する彼女のものである。

が、これが僕の有するスペイン語訳では161番の書簡なのだが、中公の抄訳では160番になっている。なぜだろう。依拠したエディションが違う、ということも考えられるが、161通で作品テクストとしては固まっているのだし、物語(とよべるものがあれば、だが)としても、これが締めくくりでなければおかしいのだが。

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