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Defensa de la nación española

Cadalsoの、おそらくは最も早い時期の書き物はDefensa de la nación españolaというものなのだが、1970年にGuy Mercadierというフランス人研究者が発見、トゥールーズで出版。しかしこれは、古書市場でもまず手に入らない書物になってしまった。図書館で見るしかない。電子テクストとしてはセルバンテス・ビルトゥアルなどにもあるのだが、ムルシア大学の人が2006年にちょっとした解題をつけたものがPDFでよめる。ありがたいことだ。同じくムルシア大学の人と思うが、Ana Peñas Ruizという人が、あまり内容のない論考を書いているが、おかげさまで、このムルシア大学のPDFのことを知ることができた。いっぽう、1985年にJúcarからCartas marruecasと合本でFrancisco AlonsoもEdición críticaを出したことになっているのだが、これは一度も見たことがないなあ、と思ったらちゃんと持っていた。でも表紙タイトルにはCartas marruecasしか載っていないので、後ろの方にDefensaが入っているとはよもや思わないよな。

案外入手しやすいテクストになってるじゃないか。

ところで、4年前になるが、2008年にGuy MercadierはTorres Villarroelに関するコレクションを12000ユーロでオビエド大学に売却している。価値を考えるとタダみたいな値段だし、18世紀研究の重要な基盤であるオビエドにそれを寄贈する、という意味合いが強いだろう。オビエド大学は同年設立400周年ということもあった。で、僕が分からないのは、カダルソの上のテクストの行方なのだが、これはやはりMercadierが持っていると考えていいのだろうか。エクサンプロヴァンスの大学(最近合併したようだ。エクス・マルセイユ大学になった)が保持することになるのか、それとも・・・。

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