« 映画『ボルベール』について | トップページ | Cervezas Alhambra »

ペルシアで涼しく。

暑いですね。ようやく夏らしく。こんな時は日中でもカーテンを引いておくと涼しく過ごすことができます。レースのカーテンを引くだけでもかなり涼しくなります。

スペインでは日中、窓についているブラインドを下ろします。日光が入ってくると暑すぎるせいです。これを下ろすとあら不思議、部屋の中はひんやりするのです。湿気がないせいかしらね。ブラインドを下ろさないでお出かけしてしまうとさあ大変。帰ってくると部屋の中がオーブンのよう。

このブラインドが随分頑丈で、日本で言うなら雨戸みたいなものです。なるほどオフィスなどに行けば日本で見るようなブラインドもあるとは思いますが、家々の窓についているのはそんな生易しいものではありません。屋内ではなく、窓の外についているし。結構分厚い板やプラスチックを重ねたものがあって、窓の脇についている平べったいベルト(細い紐では用を成さない)を使って開閉します。

英語ではBlind/Shadeと呼びますが、スペインはちょっと面白いです。ペルシアナPersianaと呼びます。よろい戸とかシャッターのことをそういうのだと思いますが、何故ペルシアなんでしょうね。フランス語でもそういうみたいなのですが、別にペルシアが発祥ということではなくて、「暑いときはこれだよ、ペルシアでも使ってるよ!」みたいなことを言った人がいたのでしょうか。不思議ね。ちなみに日本でよくあるアルミのぺらぺらしたブラインドはペルシアナ・ベネシアナpersiana venecianaといいます。ベネチア風?

僕はスペインでこのpersianaを見たときに良く出来てるなあ、と思いました。場所が変わると窓もブラインドも変わるんだなあ、と。太陽の光をさえぎらなくてはやってられないスペインで、窓に取り付けられたpersianaが発達したのは当然のことなんだけれど、スペインの人にとってはそれは自然なものなのですね。台風の訪れる沖縄で石垣が発達したり、モロッコで細い路地(影を作るため)が発達したりしたのと同じように。

ささやかな知恵で涼しく過ごす素敵な工夫だと思います。

|

« 映画『ボルベール』について | トップページ | Cervezas Alhambra »